市販のテキストは必要ない!

書店に行くと税理士試験の所得税法に関する本が数多く並んでいますが、受験予備校に通っている人は原則として市販のテキストや問題集は必要ありません。

予備校を信頼する!

一般の書店では税理士試験の所得税法に関する本が販売されていますが受験予備校に通っている人はこういった本は必要ありません。

受験予備校では受験生がその講座を受講すれば合格できるようなカリキュラムを作成してます。テキストも最新税制を反映した内容になっていますし、内容がわかりにくければ講師に質問すれば個別に対応してもらえます。定期的に模擬試験も実施しますので勉強の理解度も確認できますし、本試験の雰囲気も味わえます。

受験勉強をしていて、勉強が思うように覚えられなかったり、模擬試験の結果が良くなかったりすると、ついつい予備校に対して不信感を覚えてしまいますが、これは危険信号です。

受験生の中には市販のテキスト等を複数購入している人もいますし、複数予備校の講座を受講している人がいます。一見すると「すごい」と思ってしまいますが実は違います。こういった人の多くの模擬試験等の成績はあまり芳しくありません。あまり成績が良くないからこそ、複数予備校に通うのでしょうが、成績が良くないのは受験予備校が原因ではありません。大手の受験予備校であれば毎年何人もの合格者を輩出しているのですから講座内容には問題はないはずです。それでも成績が伸びないということは予備校以外のどこかに問題があると思います。

所得税法は基本的な問題を何回も解きなおすのが大切

所得税法の成績の成績アップの秘訣は基本的な問題を何度も解き直して体に税務判断力を染み込ませることです。市販のテキスト等で新しいことを吸収するよりも講義で過去に学んだ項目で記憶が曖昧なものを無くす事の方が成績アップに繋がります。過去に学んだ項目の記憶を定着させるためには過去に解いた問題を何度も解き直すのが一番です。地味なようですがこれが合格の一番の近道です。

市販の問題集は一冊だけ買う

上記のように同じ問題を何度も解いていると所得税法の出題パターンに慣れてきて5月くらいには合格ラインに入れる成績が取れるようになります。同じ予備校の同じ問題を何度も解くので出題パターンに慣れますが、ここでひとつ問題が発生します。それは出題パターンは予備校によって違うということです。どういう事かというと、同じ問題(その結果の答えが同じ)であっても表現の仕方が異なれば何を解答すれば良いか判断に迷うことがあります。判断を迷えばそれだけ解答時間がかかってしまいます。最悪の場合は判断を誤ってしまいます。そうならないために他の予備校の市販の問題集を1冊だけ買って、他の予備校ではどういった出題パターンなのかを確認します。実際に問題を解いてみると私が言っていることがよくわかると思います。

なお、問題を解くのは月に1回くらいにしましょう。基本は自分が通っている予備校の出題パターンを体に染み込ませます。市販の問題集を買うのは「万が一」本試験で全く異なる出題パターンであっても対応できるようにするためです。「この予備校はこういう出題パターンなのか」という程度で十分です。

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